お花見は足を延ばして長瀞まで

東京からだと小旅行になってしまいますが、日本さくら名所百選に選ばれた長瀞がオススメです。
観光客は多い場所ではありますが、上野のお花見のようにゴチャゴチャに混雑していることもなく、のんびり楽しむことができます。
しかもお花見スポットが沢山あるので、自分のお気に入りの場所を見つけてみるのも楽しいです。
北桜通りと南桜通りは有名な桜のスポットで、両方合わせて約五キロにも渡る桜のトンネルを散策できます。
長瀞の中でもオススメするのは野土山の桜です。
私が訪れた中で最も美しい場所です。桃源郷があるならこんな風景かもしれないと息を飲むほどです。
それほど人も多くなく、1000本のソメイヨシノに囲まれのんびりと過ごすひと時は、良い思い出になるでしょう。
満開で風が吹くと桜の花びらが吹雪の様に舞う姿はこの世の物とは思えない美しさで、現実を忘れてしまいます。
その他、宝登山参道も両サイドに植えらた桜が美しく、宝登山神社の売店で売られている大きなお団子を食べながらベンチに座りゆっくり桜を眺めるのも良いかと思います。
大人も子供も大興奮なのは、ＳＬパレオエクスプレスの車窓からのお花見。
熊谷から出発し三峰口駅までを往復していて、荒川沿いに植えらた桜を眺めながらＳＬに乗ることができます。
運行は土日とあと平日の数日なのでホームページをチェックし、一ヶ月前から予約できます。
指定席はJR東日本のみどりの窓口でしか予約できないようです。
もし予約が取れずＳＬに乗れなくても、外から桜の中をＳＬが走る姿を眺めるだけでも、十分楽しめるのではないでしょうか。ベストポジションを見つけたら写真を一枚。かなり素敵な写真が撮れるはずです。
長瀞に行くなら、桜と同時期に見頃を迎える芝桜で有名な羊山公園についでに訪れてみるのも良いでしょう。
濃いピンクから薄いピンクのグラデーションが美しい芝桜の絨毯が楽しめます。
芝桜の時期は車が混雑しますので、電車での移動がオススメです。
ローカル電車での移動もなかなか楽しいものです。